予備試験キング

一年の独学で予備試験を超上位合格した理由、完全解説

予備試験の合格率は詐欺である

予備試験の合格率は詐欺である

というような扇情的なタイトルをつけてしまったが、別に合格率を改竄しているとかそういう話ではない。予備試験が変に難しいものと捉えられていることが問題なのだ。そのような予備試験=めちゃくちゃ難しい説を裏付ける根拠として、よく予備試験の最終合格率が挙げられる。

確かに例年、短答合格率が20パーセント強、論文合格率が20パーセント程、口述合格率が9割強、全体で4パーセントと、一見ものすごく難しそうに見える。

しかし、法律を専門的に勉強してきた人の中から4パーセントしか通らないという訳では無い。そもそも予備試験は老若男女誰でも受けられる試験だ。実際、高校生や還暦シニアの受験生もいる。法律の勉強をしたことの無い人も何故か受けに来ている。さらに、受験回数の制限もない。だから、今年受かる気は無いけど受けてみよう、という人がかなりの数を占める。いわゆる記念受験者だ。また、法学部生の多くは、予備試験に受かったらラッキー落ちたらロースクールに進んで司法試験を受けようとい考えているため、予備試験に受かろうという熱意が低い。このような人達はそもそも試験範囲を全部終わらせていない。初めから不合格が目に見えているのだ。

以上のような最終合格するつもりがない人が予備試験の受験者の過半数を占めているというのは、おそらく間違いないだろう。客観的なデータがある訳では無いが(というかあったら怖い)、真面目に受けているのは大体短答を突破する20パーセントの人達だろう。繰り返すがこれは筆者のフィーリングでしかない。しかし興味深いことに、某予備校講師もこの20パーセントの人が本当に合格を目指している人だ、と言っているのを最近知った。割合が一致したのはただの偶然なのだろうか。おそらく、ある程度このような事情は関係者の間では共有されているのだろう。